Windows Mobile機に新たなWebブラウザの選択肢登場? Tweet
米国カリフォルニアのWake3社が「WebKit for Windows Mobile」を発表しています。
WebKitはAppleのブラウザSafariなどで使われているブラウザコンポーネントで、オープンソースで提供されているもの。このWebKit for Windows Mobileは、それをベースとした実装のよう。
最近では、Safari for Windowsなども登場しているけれど、現状日本語対応などの国際化は完全ではないようで、このWake3の製品がどうなってくるか興味深い。
iPhoneやiPod touchに搭載されているSafariの最大の特徴である、ズームフィットなどの機能は、モバイルでの使い勝手を向上させるもので、ぜひともWindows Mobile機でもこうしたブラウザがほしいところなのだけれど、YouTubeのムービーを見る限り、現状のWake3の製品は、とりあえずWebKitを搭載してみたという感じだ。
とはいえ、現状で実用的なブラウザはOpera for Windows Mobile (for W-ZERO3)やInternet Explorer Mobileに限られている(NetFrontというのもあるか)が、どれも実用性はもう一歩であることを考えると、新たな選択肢の登場は期待できる(実用性云々は評価の分かれるところだろうけど、このブラウザ一本があれば足りるという状況でないことだけは同意いただけるだろう)。
MozillaをベースとしたMinimoの開発は長年停滞していたが、Mozilla CorporationもMobile版Firefoxを2008年以降提供していくという。Windows Mobileがターゲットになるかは現時点で発表はないようなので、どうなるかはわからないけれど、個人的にはこちらにも期待したいと思う。