« 2006年9月 | 2007年5月 »

2006年10月31日

W-ZERO3[es]用 外付けバッテリ兼ACアダプタ このエントリーを含むはてなブックマーク

完全にメイン"ケータイ"の座に収まったW-ZERO3[es]ではあるのですが、京ぽん以上にバッテリの持ちは悪く、普通に使っていても1日が終って帰るころには、バッテリの残量は残りわずか......。途中で切れてしまうこともままあります。

そんなわけで、定番アイテムともいえるダイヤテックのPowerBank slim for W-ZERO3を購入したのですが、どうも初期不良だったらしく、現在メーカーさんのサポートにセンドバック中なのです。

そんな折り、会社のサーバの交換用パーツを買いにアキバに行ったところ、発見したのがコレ。リンケージという会社のLI-04LWという製品です。

LI-04LW_1.jpg LI-04LW_2.jpg

PowerBank slimが充電に外付けのACアダプタが必要なのに対し、ACアダプタが内蔵されていて、これ1台で内蔵リチウムイオン充電池への充電も、W-ZERO3[es]へのACないし内蔵電池からの給電も可能というスグレモノです。

PowerBank slimのバッテリの容量が3.7V 2000mAhとなっているのに対し、この製品の容量はよくわかりません(苦笑)。パッケージには、850mAhとしか表記がありません。しかも、説明書には定格出力「5V 500mAh」などという誤記もありなんだか微妙です(仕様には正しく「500mA」と記載)。5V 850mAhならば、PowerBank slimの7割ほどの容量があることになりますが、おそらく標準的なリチウムイオン充電池の電圧3.7Vで850mAhが正解で、実質半分以下ということだろうと思います。

重さは実測82gですから、PowerBank slimの100gより軽量です。対容量比で考えると重いわけですが、ACアダプタが内蔵されている点を考えると悪くはありません。もっとも、W-ZERO3[es]の内蔵充電池の容量が3.7V 1500mAhですから、100%の効率だとしても完全放電したW-ZERO3[es]を満充電にするだけの容量はこれにはありません。

まだまだ使い込んでいないのと、PowerBank slimをまっとうな状態で使ったことがないので、容量が少ないことによるデメリットがどれくらいあるのかは何ともいえませんが、こいつから充電している状態で30分程度通話しても、まだまだ大丈夫といった感じです。

DC出力端子はUSBポートで、5V 500mAということですので、USB経由で充電できる機器ならiPodや京ぽんなどさまざまな機器で利用できそうです。

iPod用などとして売られているため、USB端子からW-ZERO3[es]に充電するためのケーブルなどは付属しないものの、価格も1,980円とコノ手モノにしてはお手頃なのも魅力です。買ったのは秋葉原の末広町交差点近くの若松通商の1階。ほかでは見掛けたことがないうえ、メーカーのWebサイトにも商品情報はありませんので、まだまだ扱っている店は少ないのかもしれません。

LI-04LW_3.jpg LI-04LW_4.jpg

本体には折り畳み式のAC100のコンセントプラグがあり単体で内蔵充電池に充電できるほか、USB出力のACアダプタとしても使うことができます。本体に付いている電源スイッチをONにすると、内蔵リチウムイオン充電池から電力供給される仕組みです。触れ込みでは、AC電源に接続し、出力先にiPodなどの機器を接続しておくと、出力先機器の充電が終り次第、内蔵リチウムイオン充電池への充電が始まることになっているのですが、W-ZERO3[es]の場合、充電が完了してもACアダプタからもそれなりに給電を受けているためか、W-ZERO3[es]を外さないと内蔵充電池への充電ははじまりませんでした。

基本的にはかなり気に入っている商品ですが、唯一の弱点は内蔵充電池をON/OFFするスイッチがプッシュスイッチで、ふとした拍子に意図しない状態になってしまうこと。これは、スライドスイッチかなにかにするか、本体から出っぱらないような形状にしてほしかったところです。

2006年10月 7日

ネーミングの妙というのはあるけどさ…… このエントリーを含むはてなブックマーク

Ajaxの“彗星”とともに現われたチャットサービス“Lingr”を使ってみた』というASCII24記事にもあるけれど、すでにある商品/コンセプトに新しい名前……つまり『ラベル』を付けることで、人々がその存在を認識し、広く知られ、使われるものになるということは、ままあることです。

「Web 2.0」にしても「ロングテール理論」にしても、すでにあった事象に対して、分かりやすい名前が付いたことで、はじめて広く理解されたことの代表例とでもいっていいでしょう。実際、Web 2.0とタイトルに付いた書籍や雑誌は書店の平台を占拠していますし、どう見ても1.0以下なのに「Web 2.0的」と自称する痛いTV番組まで出てくる始末です。

まぁ、それに対する人々理解が正確かどうかは脇に置いておくとして、ですけどね。

そういう意味で興味深いのは、松下電器が8月に発表し、現在交通広告などを絶賛展開中の“D-snap”シリーズのオーディオプレイヤー『SV-SD800N』です。

続きを読む "ネーミングの妙というのはあるけどさ……" »

2006年10月 1日

W-ZERO3[es]だけ持ってデータセンタへ このエントリーを含むはてなブックマーク

ネットワーク管理者的にうれしいW-ZERO3[es]で簡単に紹介した、W-ZERO3[es]をシリアル端末に仕立てるネタですが、先日、仕事で都内某所のデータセンタのスイッチやサーバの設定変更のために行ってきましたので、再びそのネタで。

24term_1.jpg 24term_2.jpg


基本的には、先日のエントリのとおりなんですが、実際やってみて意外と使えるな、というのが結論です。

この日は、どうしても深夜に設定変更を行なう必要があって、自転車でデータセンタに向かったのですが、とにかく荷物が軽くてコンパクトなのがうれしい限りです。

正直キーボードの打鍵速度は普通のPCのキーボードに比べてどうしても落ちますので、急ぎのオペレーションにはやや向いてないというのはあります。

ちなみに、シリアル端末エミュレータとして使わせていただいている、ぞろよしさん作による「24term」は、いくつかバージョンが存在しますが、ぞろよしさん自身による「W-ZERO3 05-12-16版 バイナリセット」を使っています。私のところでは他のバージョンではいろいろ不具合が出ましたのでこちらに落ち着いています。

ちなみに、ATOKが有効な状態ですと、文字が何も表示されません。ATOKのON/OFFは再起動が必要なので、なんとも不便ではありますが、24termはBSDライセンスでソースが提供されていますから、自分でなんとかする。というのが正しいハッカー道という気もいたしますが......。

それから、以前のエントリでは、USB-シリアル変換アダプタとしてラトックシステムのREX-USB60F紹介したんですが、実は今は別のアダプタを使っています。その辺のことも、以下にくわしく書いてみたいと思いますので、もしご興味があれば、もうしばらくお付き合いくださいませ。

続きを読む "W-ZERO3[es]だけ持ってデータセンタへ" »

Profile