3m防水HDカメラ「水のXacti」DMX-WH1Eを自転車に載せて撮影 Tweet
「水のXacti」の愛称を持つ、3m防水のHDカメラ「DMX-WH1E」を先月お借りすることができたので、それを使った作例を作ってみました。
「防水で夏」ときたら、海やプールというのが定番ですが、自転車の車載カメラとして使ってみました。自転車で遠出して撮影する際には、雨に見舞われることもあるので防水性は大事です。
自転車にカメラを固定する手段として、カメラホルダーのような製品もあったのですが、この製品を見つけたのは、ビデオが完成した時点でしたので、今回は自作しました。作成手順と作例は続きでご覧ください。
ボトルケージのマウントとカメラ用にクイックシューで自転車に取り付け
今回パーツとして用意したのは、ミノウラのボトルケージアタッチメント/QB-90とVelbon QRA-3ミニクイックシュー、M5の皿ネジ(頭の部分が直径9mmのものです)です。
ボトルケージアタッチメントは、ハンドルバーなどに止める部分だけが必要で、ボトルケージを止める部分は不要なので取り外します。接合部分には自転車のボトルケージを止めるネジと同じくM5のネジ穴が切られているので、これを使ってクイックシューを固定します。
クイックシューはカメラの三脚に台座を取り付け、カメラ側にアタッチメントを付けて、カメラを簡単に着脱するためのものですが、当然三脚に取り付けるためのものですので、台座側にはユニファイ規格のインチネジ「1/4-20 UNC」のものがネジ穴が切られています。今回購入したQRA-3は、台座のネジ穴部分が外れるようになっていて、そのネジ山が購入したM5の皿ネジのネジ頭(直径9mm)に引っかかるので、ちょっと強引ですが、それで固定しています。
やや強引な止め方ですので、外れたりカメラが落下しないように、シューの台座とハンドルの取り付け部分をワイヤーやタイラップなどで固定したり、カメラ本体のストラップホールなどを利用して自転車のハンドルバーに安全ヒモをかけるなどしたほうがいいかもしれません。
「水のXacti」DMX-WH1EのEye-Fi連動機能が便利すぎる
今回撮影に利用した「水のXacti」DMX-WH1Eは3m防水性能があるばかりか、Eye-Fiカードをサポートする機能が搭載されています。具体的にはカメラ単体で無線LANのESS IDやWEP、WPAなどのパスワードを設定して、新しいアクセスポイントに接続するための機能や、電源管理の機能です。
電源管理の機能では、バッテリの残量が不足しているときはEye-Fiの機能を無効にしたり、Eye-Fiでの転送中は電源を切らずにEye-Fiカードへの電源供給を継続してくれます。そのため帰宅してカメラの電源を入れて、Eye-Fiの転送を開始して、そのまま液晶を閉じて放っておきさえすればよく、転送後自動的に電源を切ってくれ非常に便利です。これは既存のXactiシリーズの製品にも有償アップデートでもいいのでぜひ対応してほしいと思います。
Eye-FiカードはFlickrやYouTubeにアップロードするだけでなく、自分のPCの指定したフォルダにコピーする機能もあるので、撮影後、自動的に日付ごとのフォルダに転送しておいてくれるので非常に便利です。普段は、MacのiPhotoでムービーも写真も管理していて非常に便利ではあるのですが、こと写真やムービーの転送に関しては、それを上回る便利さといえます。
iMovie '09で写真とムービーを組み合わせて編集
今回のムービーはiPhone 3GSで撮影した、DMX-WH1Eの自転車への装着時の写真と、DMX-WH1Eで撮影したムービー、ナッシュスタジオの「Free Use Music」から購入した音楽を、MacのiMovie '09で編集しました。iMovieは写真をムービーに配置した場合に、単に写真として数秒表示されるのではなく、よしなに動きを加え、ムービーっぽく加工してくれたりするお手軽感と、そこそこいじれる自由度もあって、こうしたムービーの編集にはもってこいです。今回はDMX-WH1Eでの撮影の様子を撮る必要がありましたので、iPhone 3GSで写真は撮りましたが、写真もムービーも手軽に撮影でき、ムービーの撮影中でもスチル写真が撮れるXactiで撮った素材を編集するなら、Macを買えば標準でついてくるiMovieは非常にオススメです。