iPadの液晶保護シート2種対決! このエントリーを含むはてなブックマーク Clip to Evernote

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iPhone 3GSは特に液晶保護シートを貼らずに使っている筆者ですが、iPadは指紋が目立つこともあって、入手直後から液晶保護シートを使ってきました。当初は4月には発売されていたエレコムの「ELECOM iPad 液晶保護フィルム マット AVA-PA10FL」を使っていたのですが、今はミヤビックスの「OverLay Brilliant for iPad 高光沢液晶保護シート OBIPAD」を使っています。

どちらも一長一短ですが、それぞれの特徴と筆者の感想を簡単にまとめてみたいと思います。

iPadらしさを活かすなら「OverLay Brilliant」

ミヤビックスの光沢タイプの液晶保護シート「OverLay Brilliant(オーバレイ・ブリリアント)」は、非光沢タイプの「OverLay Plus」と共に、古くからPDA好きなギークの間では定番のブランドといっていいでしょう。

「高光沢タイプ」という名前のとおり、光沢のあるiPadの液晶のフィーリングを損なわないのはさすがです。以下に、液晶保護シート未装着のiPadとOverLay Brilliantを貼ったiPadとを比較した写真を挙げていますが、ほとんど違いは感じられません(違わないなら貼らなくてもいいんじゃないか、というツッコミもあるかもしれません)。

iPadの画面の美しさは、光沢のある表面によって得られている部分もあるので、iPadらしさを保ちながら、画面の保護をしたいという場合には最適な製品だと思います。指紋については、どうしても目立ってしまいますが、何もない状態よりは目立たない気がします。

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指の動きもスムーズで、反射も目立たないELECOMのマット保護シート

エレコムの「ELECOM iPad用保護フィルム マット」は、パッケージに「Smooth-Sliding Mat Film for iPad」と大きく書かれているように、非常に操作性のよいフィルムです。

iPadやiPhoneの画面は指で操作するわけですが、ガラス面の摩擦によって、どうしても指が引っかかる感じがあります。その点、この保護シートは摩擦が少なく、非常にすべすべとした操作感が快適です。

加えて、光の映り込みも目立たず、指紋などもほとんど目立たないので、実用上は非常に優れた製品です。しかし、反射が目立たない代わりに非常にマットな印象となってしまうため、iPadらしさは失われてしまいます。

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上記の写真は、OverLay Brilliantを貼ったiPadの上に、ELECOMの保護シートを重ねて撮影したものですが、相当印象は変わってしまうことがわかると思います。

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また、摩擦を抑え、反射を抑えるために、シート表面に極小の凹凸がつけられているためだと思われますが、モアレ(干渉縞)が気になるのが大きな弱点です。以下の写真ではわかりにくいですが、特に白く表示されている部分では、けっこう目立ちます。

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凹凸のピッチなどを調整できるのなら、もうちょっと目立たなくできたのかもしれませんが、もしかしたら製品の製造がはじまった時点ではiPadの実機での確認ができていなかったのでは、とも予想したくなります。操作感がとてもいいだけに、今後の改善に期待したいところです。

いずれも紫外線カットをうたっているが

いずれの製品も99%の紫外線カットをうたっていて、たとえばOverLay Brilliantのパッケージには「画面から放射される目に見えない紫外線(UV)を99%カット」と書いてあります。しかし、LEDバックライトのiPadの場合、冷陰極管を使ったバックライトに比べ、紫外線の放射は少ないと予想されるので、あまり意味がないのではないかと思うのですが、実際のところはどうなのでしょう。

美しさのOverLay Brilliant、操作性のELECOMのマットフィルム

液晶保護シートは他にも多くの製品が出ており、それらも比べてみたいところですが、2つの製品を試した限りでは、iPadらしさを損ないたくない、という向きには「OverLay Brilliant」が個人的にオススメです。ただし、指紋などもそこそこ目立つため、毎日のお手入れはしたいところです。

一方の「ELECOM iPad用保護フィルム マット」は、モアレが目立という大きな弱点があるものの、指のすべりは格段によくなり、操作感はとてもすばらしいと言えます。また、反射も目立たず、指紋も気にならないため、ほとんど手入れせずとも使うことができるので、iPadを道具として使い倒すには適した選択です。

最終的には好みの問題ですが、iPadのアプリには写真や映像の美しさを活かしたものも多く、グロッシーな光沢のある画面も捨てがたいのも事実です。特に「人に自慢できる」いまの時期においては、印象がよい光沢のある画面を損なわないことは重要かもしれません(笑)。



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