第九回アカデメディア 『デジタルスタイル会議』はbloggerのみの参加に このエントリーを含むはてなブックマーク Clip to Evernote

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第九回アカデメディア 『デジタルスタイル会議』へのお誘いのエントリだけれど、今回から初日はbloggerのみの受付で、blogを持たない人のエントリは翌日の昼からの予定だった。

今回は先月中旬だかに日付だけが百式で告知されていたので、おもいっきり予定を空けておいたのだけれど、連休空けの告知をみたら、bloggerだけということで、かなり焦った。

ここのところのアカデメディアは昼くらいに受付を開始し、たいてい遅くとも翌朝くらいまでには100人ほどの枠が埋まってしまうのが通例で、今回は枠が70人だったので、これは絶対参加は、無理だと思ったからだ。仕事のからみもあり、VAIOシリーズは初期のころからいじってはいて、数台所有はしているものの、最近のモデルにはあまり魅力を感じないのもあって、ネタ的にもぜひ参加したい中身ではあった。

が、そこには問題が……。blogをはじめるはじめると、ここ1、2カ月言い続け、じんさんにも、じゃぁgooブログではじめてくださいよ、と言われながらも、blogの立ち上げがまったく遅れていたからだ。つまり申し込めないじゃん……!!

そんなわけで、まるで夏休みの最終日から宿題に着手するようなノリで、このblogはスタートしました。もし、アカデメディアが今回このようなエントリのスタイルをとらなかったら、スタートは半年後……否、1年後になっていたかも(笑)。

結局、なんとなくインチキっぽいが、無事エントリ完了。そして、やはり翌朝には定員に達し、正規受付枠はbloggerのみで一杯になったようだ。そう思ってたら、別のところから、今回のアカデメディアの案内がさっき届いたのだった……

blogがなかなかはじめられなかったわけ……

昔は、自分でHTMLを書いては小ネタをWebに載せてはいたんだけれど、やっぱり面倒になって放置ぎみになってきたので、ひとつコンテンツ管理システム(CMS)でも作ろうかと思いっていた。とはいえ、実は仕事でCMSを作っていたので、同じようなものを別のコードベースで書くのも面倒で、そのWebは完全放置状態になっていた(笑)。

そんななか、Movable Typeが登場し、blogに移行しようかと思ったものの、特に初期のころはあまりにも一般人にはわかりにくいMovable Typeが作るblogのページのサイトの構造/UIに呆れてしまい、ちょっとこれはないだろうと思った。

いつかまともなblogツールを書こうとだけ思って見送ってしまったのだ。その後も何回かそう思うこともあったのだけど、結局なんやかや放置したままだったころに『mixiからの招待状♪』が来てしまい、そちらでいろいろ書き溜めてしまった。

そんなわけで、いまさら知ったショックと、mixiの限界と可能性にも書いたような理由から、やっぱりblogを立てようと思い、blogツールを書きはじようとしたところだった。

もちろん、Movable Typeとかの既存のツールを使ってもいいし、ポータルのblogサービスを使ってもよかったのだけれど、結局どれももう一歩。個人的に制作に関わっているサイトでも使いたいというのもあり、できればGPLかBSDライセンスで使える、気の利いたツールがほしいというのがあったからだ。

いまのblogツールは、Movable Typeという普及はしているものの、実は決して使いやすくもないし、読者から見てもわかりやすいとはいえないサイトを作るツールの枠から脱却できていないところが問題だと思う。画像のファイル名なんてよしなにやってほしいし、画像ファイルのアップロードの処理とエントリの記述の工程が独立しているのもスマートじゃない。XHTMLへの準拠を維持するには、エントリの投稿のときに“人間が注意”して仕事しなければならない。全ページに共通するような項目を複数のテンプレートに書かなきゃいけないなんて、まるで計算機に使われているみたいな気持ちになる。

先日、会社で他の部署からうちの部署に異動してきた、blogも書いている古くからの同僚が現状のCMSを触って、画像のファイル名を衝突しないように管理しなくていいことに感動(というと大げさか……)してたけど、普通に考えたら、そういうのは計算機がやればいい仕事だよね。

もちろん、いろんなプラグインがあったり、デファクト・スタンダードゆえのメリットもあるけど、ベースとなる本体が相変わらずコレってのはどうかと思う。

あと、これはblogというスタイルに起因する部分でもあるのだけれど、過去のコンテンツに極めてアクセスしにくかったり、出来上がるサイトのユーザーインターフェイス、情報アーキテクチャのわかりにくさ。たとえば、Trackbackが大量についているケースだと、結局どれが見るべきエントリなのか、まさに玉石混淆なエントリの中から捜し出すのが困難だったりとか、計算機でやるからこそ、おいしいやりかたってあるはずだ。

でも、結局Movable Typeで……

と、文句たらたらなわりに、結局今回はMovable Typeではじめてしまったのだ(苦笑)。その理由は、まぁ、今後、新しく自分でblogツールを作っていくにしても、おそらく最も普及しているツールのいいところ、不満に感じるところを知るには、実際に使い込んでみるのがいい、ということ。それに真剣に使ってみないと、どんなプラグインが便利なのかとか、よく使われているのかっていうのもわからないしね。

それに、いまのバージョンはエントリの中身をPostgreSQLで管理できるから、今後作ろうとしているツールへの移行もしやすいかな……というのもあった。が、これについては、データベースのスキーマ定義を見ると、あまりのすごさにのけぞってしまった。まぁ、他のデータソースの場合と同じようになるようにしているのかもしれないが……。

アカデメディアの案内がソニースタイルからもきた

今回のアカデメディアは協力企業として、ソニー、ソニーマーケティング、ソニースタイル・ジャパンさんが入っているのだけれど、それを見て、一瞬、諸事情でちょっと顔を合わせにくい関係者に会うだろうな、というのがよぎったけれど、まぁ、今後前向きにまたやりましょうということで、まぁいっか、とか思っていたら、さきほど、ソニースタイル・ジャパンから顧客向けにもこのイベントの告知が来た。

2006年5月8日現在、【5,000STAR以上】をお持ちのスタイルメンバーの方へお送りしています。また、本メールの内容はスタイルメンバーの中でも特別なお客様のみにご案内させていただいております。本メールの転送、他のお客様へのご案内等はお控えくださいますよう、お願いいたします。

とあるので詳細は書けないけれど、『お申し込みいただいたお客様の中から【抽選で30名様】をご招待させていただきます。』だそうです。

あはは、こりゃ完全に関係者に会うことになりそうです。

しかし、blogger限定っていうのは

ソニースタイル・ジャパンからの案内にも、

<ご注意> ※ご自身のブログをお持ちの方に限らせていただきます。

とあるので、やはり今回のアカデメディアは、完全にbloggerのみの会議になるようだ。そもそも、それなりにおもしろいblogを書いていて、当日の“会議”でもいいアイデアを出せそうな人なら、すでにアカデメディアは知っているんじゃないかなと思うと、このソニースタイル枠で、どんな人がエントリしてくるのか興味深いものがある。

ここ最近は、mixiなどの繋がりでいろんな人に会うことが多くて、いろんな意味で世界はやっぱり広いなぁと改めて思うのだけれど、bloggerであるかどうかと、ソニーサイドが欲するアイデアを出せる人っていうのは、必ずしもリンクしないと思う。

“alpha blogger”だけという条件なら別だけれど、なんとなく釈然としない。

いや、bloggerのみにしましょう……そう言い出しそうな人の顔が目に浮かばなくはないけど、ほんとうにそれでいいんでしょうか?

顧客がこれから先のVAIOというプロダクトや周辺のサービスを買うかどうかは、bloggerのひとたちと一緒に未来を考えてますよ、というフリではなくて、本当に人々が“欲しい”と思えるものを出せるかこそが勝負どころなのだから……。

フリだけだったり、単なるプロモなら、いろんなblogで話題にしてもらえばいいわけだけれど、この“会議”を通して、ソニーさんが本当に欲しいものはなんなんだろう?

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