表参道のイルミネーションの取付け工事 このエントリーを含むはてなブックマーク Clip to Evernote

omotesando_20091112.jpg表参道イルミネーション、11年ぶりに復活へ-63万個の電飾でライトアップ(シブヤ経済新聞)」でも紹介されている、今年2009年12月1日〜2010年1月10日まで灯される表参道沿いのイルミネーションの取り付け工事が着々と進んでいます。

バブル華やかしき時代にはじまり、11年前まで、日本たばこ産業(JT)がスポンサーとなって行われていた表参道のけやき並木のイルミネーションですが、当時は歩道橋の上まで人がいっぱいで身動きが取れないという状況だったのを記憶しています。

omotesando_20091112_2.jpg表参道界隈は一歩裏に入れば住宅街ですし、いま表参道ヒルズとなっているところには当時、同潤会青山アパートもありました。周辺住民への配慮やら、けやきの木自体を痛めるという問題もあり、中止されたとのことですが、けやきの木への負荷は、痛んだ木への設置はしないことと、発熱の少ないLED(発光ダイオード)にすることで回避したということのようです。

いかにCO2の発生を抑えるかという時代の中で、商売を活性化させたい、街の雰囲気をよく演出したいというニーズとの間で、どうバランスを取るべきなのかというのは大切で、特に年末に電飾だらけになる日本の街並というのはいかがなものか、という思いもあります。 

せめて、センスよく、木々や環境、周辺住民や街の雰囲気との調和を考慮すべきでしょう。そういう点では、電球ではなく低消費電力であるLEDを選択し、センスがいいとは言いがたい高輝度の青色LEDや白色LEDではなくて、電球色に近い比較的輝度を抑えた色合いのLEDにしたところは評価しています。隣の表参道ヒルズのエントランスで、白く光り輝くクリスマスツリーとは好対照です。そんなこんなで、点灯する日が愉しみではあるものの、すごい人になるんだろうな、とか、どれくらいの消費電力なんだろうか、とかを考えるとやや複雑な気持ちになります。



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